ゴルファーにとっての最重要アイテムは「ゴルフクラブ」と「ゴルフウェア」、そして「キャディバッグ」の3つです。
今回はゴルフ狂が考えるキャディバッグについてのメッセージを紹介します。
キャディバッグの種類
キャディバッグの種類は大まかに分けて次の2種類になります。
- カートタイプ
サイズが大きめでそれなりに重量はあるが収納スペースはしっかり確保されている。
直立で置いても安定感があるのがポイント。 - スタンドタイプ
収納スペースは、最低限ラウンドに必要なものが収まる程度のサイズがほとんど。
軽量であるため持ち運びしやすいのがポイント。
キャディバッグは「デザイン・口径サイズ・収納力・軽さ」などゴルファーによって選ぶ基準が違ってきます。「デザインは人それぞれの好み、口径サイズは収納するクラブの本数」で、選択するキャディバッグが決まります。あとは収納力のカートタイプor軽量のスタンドタイプに分かれますが、最近では軽量のスタンドタイプを選ぶゴルファーが増えてきている傾向にあります。
では、ゴルフ狂がおススメするのはカートタイプorスタンドタイプ・・・?
キャディバッグはカートタイプがおススメ
私のゴルフ友達であるゴルフ狂の五利さん(仮名)は「キャディバッグ担いでラウンドすることなんか無いのになんでスタンド式やねんっ!」と・・・。
逆にこんな意見もあります。「上級者はスタンド式を使っている方が多いように思う。」
これは私が勤めているゴルフ場のメンバー会員様が仰っていました。
さてさて、どちらの意見が正しいのか・・・?
もちろん、ゴルファーが自分の趣味にあったキャディバッグを自由に選べばいいのですが、先に書いた二人の相違する意見で言えばゴルフ狂の五利さんの意見が正しいように思います。五利さんが仰るとおり、日本でゴルフをする際バッグを担いでラウンドすることはほとんどありません。
また、メンバー会員様が仰っていた「上級者はスタンド式の方が多い・・・」の意見ですが、各ゴルフ場には「研修生」と呼ばれるプロゴルファーを目指す学生たちが所属しています。彼等は一般客がラウンド終了後に自らキャディバッグを担いで練習ラウンドしています。彼らのキャディバッグはほとんどがスタンド式です。一般ゴルファーとは違い彼らの実力は当然上級者レベル。
そんなことから「上級者はスタンド式の方が多い・・・」というような意見も出てきたのではないでしょうか。確かに、自らバッグを担いでラウンドするゴルファーが下手なわけないですよね。
スタンドタイプのキャディバッグは自らが担いでラウンドするために作られているので、ほとんどのゴルフ場に配備されている「カート」に乗せるにはあまり適していないのが実情です。
スタンドタイプのデメリットについてこれまでに聞いた内容を紹介します。
- 直立で置いた時の安定感がなく転倒するケースが多い
- ゴルフ場のカートに乗せた時、スタンド付根部分が嵩張って安定感が悪い
- 宅急便会社はスタンド式キャディバッグの荷受けはあまり嬉しくないかも・・・
等々、スタンド式キャディバッグの困ったところは他にもありますが、上に書いた3つはキャディバッグの持ち主の声ではなく、キャディバッグを預かる側からの声なのです。
ゴルフ場スタッフや宅急便会社は、お客様から一時的に手を離れたキャディバッグを預かることになります。その際、転倒などでバッグやクラブに損傷がないよう細心の注意をもって取り扱っていますが、スタンド式の場合は転倒するケースが多々発生しています。
たしかにスタンド式は軽くて使い易いですが、キャディバッグは他人に預ける機会が多くあるものなので、預けられる側の立場になって考えるのもゴルフ狂の所作のひとつではないでしょうか。
私の先輩であるゴルフ狂の尻間さんは「道具というのは、それぞれの用途に合った使い方をするのが本来の姿。キャディバッグをカートに乗せてラウンドするのにスタンド式のキャディバッグは道具の使い方を間違っていることになる。100ヤードのショートホールで ≪おれ飛ばないから・・・≫ と言ってドライバー持ってティーショットするのと一緒やで!」という極端な意見もありました。
これからキャディバッグを購入される方や買い替えを考えている方は、ゴルフ狂たちの意見も参考にしていただければ・・・。